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僕の事一人占めしてほしいよ

ヲタク女子がホスト初体験した話①

私の好奇心と男好きは少し落ち着いた方がいいと思っている。

彼氏はずっといません。その年月はお察して。物心ついたときからじゃにーず事務所にお熱になり、高校卒業前のある日に二次元にハマり、それからすぐに舞台役者を追いかけて、ある日突然名古屋の町おこしお兄さんに夢中になるような人生を送って参りました。趣味はかなり充実してるし、満足してるのですが、一つまだ体験していないずっとしたかったことがありました。それが「ホストクラブへ行くこと。」

今回念願かなってホストクラブを初体験して参りました。誰と行ったのかって?

一人だよ。

私は比較的一人でなんでもできます。観劇はもちろん、ぼいめんのイベント等だって一人参戦全然できます。はたまた一人ファミレスなんて当たり前、一人映画、一人焼肉、一人カラオケ、一人ボーリングだって多分できる。でもホストへ一人で行くことが周りから少し止められていました。ホストへ行ったことのある友人からも「絶対一人はやめた方がいい。行ったことある子と行った方がいい」と言われていましたので、おひとり様マスターの私でさえも一人ホストは少し躊躇いがありました。でもなぜ一人で行くことができたのか。

http://groupdandy.com/topics/pickup/hosttour/

これを見つけたのよね。あ、こんなこと書いているとここの回しもんだと思われるかもしれないけど、別にここから私に金が出てるわけじゃないです(笑)面白くて良いシステムだなと思ったので本当にご紹介。このシステムだったら本当に一人でも気軽に行けると思うんだ。メールフォームから連絡をし、すぐに返信を頂きました。担当の方は女性です。メールの文章も丁寧で好印象。「電話でなくメールで連絡をください」と備考欄に書いていたせいか、本当にメールだけで(当日はショートメールもあった)連絡してくれて助かりました。(留守電登録してないもんでね)申し込みの時に行きたいお店を選ばなくてはいけませんが、もし本当に興味があれば「ホスホス」というアプリや各お店のHPを見て「この子に会いたい」ってことでお店を決めればいいと思いますが、私は適当に一番ベタっぽいところ、ってことで二店舗選びました。

当日は20:00に待ち合わせ場所に。女性と言ってもホストの広報的な人物、派手なねえちゃんがくるのかなあと思っていましたがふたを開けてびっくりとても可愛らしくて話しやすい女性(Tさん)が待っていてくれました。さくらんぼのネックレスとか着けてるんだぜ…意外すぎる…。ここでかなり安心感はありました。「じゃあお店にご案内しますね!」と言って歌舞伎町のTOHOシネマズの裏の方へ。ここがいわゆる歌舞伎町のホスト街。裏に入った途端にキャッチのお兄さんがわんさか。「初回いかがですか?」とか「お姉さんホストは?」と来ますが、基本的に居酒屋のキャッチと同じ雰囲気なので怖くありません。「間に合ってまーす」とか「大丈夫でーす」って言えば大丈夫だと思うよ。キャッチの利用方法も少し学んだので後述します。

一つ目のお店は雑居ビルの最上階(といっても5階建て)のワンフロア。下の回には他のお店もあったけど、ワンフロアに3店舗ぐらいあってきっとすごい狭いんだと思う。お店に入った瞬間受付でお兄さんがお出迎え。Tさんが少し話をしてくれてすぐに席に通してくれました。もうそこはあこがれの世界。思った通りの雰囲気でした。キラキラしてる照明と金色の壁紙と黒のソファ。はあああこれこれこれ~!!!!(大興奮)壁にそってソファが並んでいて、ローテーブルが一つ。向かいには小さい椅子が二つほど。お店の中は空調もしっかりしているし、禁煙ではないものの煙たさは全くありませんでした。そしてTさんからホストの遊び方についてのお話があります。すごく分かりやすくて知らないことも多かった。またこれは後述。

そしてテーブルの上には立派な冊子が。「小さめの同人誌の大きさだ…」と思ったそれは「男本(オトコボン)」という何とも強めな名前のご本です。そこのお店のホストの紹介が書いてあるパンフレットみたいなもので、それをささーっとみてお気に入りの子がいて、その子が出勤してれば呼んでもらうことができます。中身は全部カラーでとても立派。私はビビっと来る子がいなかったので「初めてなのでお話がうまい子がいいです。あと可愛い子がいいです。」というざっくりしたお願いをしました。ここでTさんは退席。1時間後にまだ戻ってきてくれるという流れです。男性スタッフさんが「お名前聞いてもいいですか?」と。下の名前を伝えたところ、「これから何十人に何度も聞かれると思うでカンペを」といい、名刺サイズの紙に名前を書いてくれました。男の子たちはそれを見て私の名前を知ってくれます。それから今回は初回で飲み放題のプランなので飲み物を頼みます。ノンアルコールもそこそこ種類が多く、安心です。私は一滴もお酒を飲まないのですが、飲み放題なので私のように飲めない方は、自分用のノンアルと男の子用のアルコールをテーブルに置いておくのがベストだと思いました。小さい紙には名前の他にも「ノンアルコール」や「飲み物の名前」も書いてくれていました。

そうこうしてるうちに「お邪魔していいですか?」と男の子が来ます。きたーーーーーー!!ホストきたーーーーー!!って感じ。ここまで長かったね。ごめんなさいね。この記事めっちゃ長くなるから。「〇〇ですー」と言って名刺を渡してくれます。会社員の癖で思わず名刺もらう時立ちそうになったよね。座ったままでしたが「ありがとうございます~」と両手でもらったら「えーこんな丁寧にもらってくれるの嬉しい!」と言われました。ごめんよ、単純に普段の癖だ。まずは乾杯をするので飲み物を注いでくれます。その流れでまずは「え?お酒飲めないの?」という話が基本かな。最初についてくれたのは二人、比較的そこそこお兄さんだろうなって感じ。年を聞いたけどはっきりは忘れた。多分30歳ぐらいだった。そこまでぐいぐいは来ないけど御話上手な二人でした。最初は正面で話してたけど「となり行っていい?」といって私を二人が挟む状態。顔を左右に向ける気遣いをしてしまったので若干話しづらいけど、接近戦に別に嫌な気持ちはしませんでした。右の子とは若干膝が当たってるし左の子はちょいちょいボディタッチをしてくるしほっぺをプニっとされたりしたけど別にときめきもしなければ嫌な気持ちもありませんでした。ときめかないのは単純にタイプじゃないからだろうけど、嫌な気持ちがしないってことは自分の中で「こいつは別に嫌いじゃない」という本能が働いたんだと思う。私嫌いな男は近づかれるも嫌だしめっちゃ避けるんだけどその感情は無かったのでホストってすげえなって単純に思いました。この二人とは別に内容のない話をしただけ(笑)「ホスト初めてなんだ~」「嘘やろ?全然緊張してへんでしょ?」ってみんなに言われた。私は人見知りもしなければ男がものすごく多い環境で仕事をしているので男と話すことに抵抗はない。めっちゃ喋った。

次に来たのはたぶん私のお気に入りペア①になった子たちだったと思う。この一晩でお気に入りペアは二組できました。この子達は名古屋出身の子と大阪出身の子、二人とも26歳。「なんでホストになったのか聞いてもいい?」と一番聞きたかった質問をしてみました。二人とも大体同じで、始めたきっかけは周りから誘われて軽いノリから。最初は軽い気持ちだったけど今は本気でホストという仕事をしているそう。二人とも栄と大阪でホストしてたけど、年齢的にもある程度いってきて、やっぱり目指すべきは歌舞伎町だってことで歌舞伎町でナンバーワンになるって夢を持って結構最近来たらしい。「やっぱ地方で上の方にいてもどうせこの世界では「どうせ地方」なんよ」「それ以上はない」と。こーゆー話が聞きたかった…!!!そっかあ。そうだよねえ。とめっちゃ聞き手に回ってしまった。おない年なこともあってかこの二人は比較的仲が良さそうで見ていても微笑ましかった。「私が小さいころホストが流行ってTVで見てて、大きくなったら絶対に行きたいと思ってて…」って話をしたら「俺も見てた!大阪のアクアやろ?世代いっしょやから同じもん見てたんやね」と共感してもらえた。この二人はめっちゃ話聞きたいし、応援してあげたいなあと思わされてしまう子たちでした。この夜にこの二人に会えて良かった。あ、お顔は別にタイプじゃなかったです。

次はおない年くらいに見える二人だったけど一人は22歳、もう一人は29歳でビビった。22歳化粧濃いし年相応には見えない外見だったけど話すとふわわーっとしてて控えめで嫌いじゃない。そうそう、なんか酒やけ声の昭和ホストっぽい子もいたんだけど忘れた。「火曜休みで今日月曜だから声が飛んでるし肌もあれちゃってる」って言われて笑った。嫌いなタイプじゃなかったけどなんかノスタルジーな雰囲気漂ってた。浅草の芸人さんみたいな雰囲気。ノスタルジーくんと一緒に来たのがちょいと貫録のある方。ホストの遊び方とかを結構親切に教えてくれた。あとこの親切さんが明日から社員旅行でみんなでハワイに行くということを教えてくれた。最初の子から「なんかみんなふわふわしてるし、雰囲気がいいなあ」と思ったたんだけどみんな若干ハワイに浮かれてたみたいです。単純かよwwでもそのおかげかリラックスして話してくれる方たちばかりでとってもいいタイミングでこれなのかなって思った。

最後に可愛らしい二人組。この子達もお気に入りペア②です。22歳と20歳。年聞くだけでテンションの上がる我。可愛い年下の子を求めていたので嬉しかった。この二人も相性が良さそうで落ち着いては話してくれて嬉しかった。MくんとHくんでHくんは特に特徴のある顔じゃないけど小顔で聞き上手、話上手の22歳。Hくんは目がくりくりっとしてて顔もぷにっと丸顔で可愛い顔してる。顔では一番タイプかなって思った。年齢の割に本当に落ち着いててありがたかった。あといつかナンバーついてる子も来た気がするけどタイプじゃなかったので記憶がないです(笑)

基本的に男の子たちは退席するときにLINE(連絡先)を聞いてきます。なんとなく前情報としてそのことは理解してたし、正直教えるつもりはさらさらなかったんだけど、本当に全然嫌な気持ちせずにみんなに教えちゃった。別に減るもんじゃないしいっかって感じ。そこもホストのすごいところだなあと思った。(自分がチョロイだけか)

そうこうしてるうちに一時間終了。そうすると送り指名を選ぶことができます。これも後述します。悩むかなと思ってたけど、お気に入りペア①の名古屋出身のMくんに即決しました。ここのペアの二人で悩んだけどMくんの方が少し大人しめなことと、名古屋出身ってことで贔屓(笑)ここで今回の費用、5000円をテーブルで払います。支払いが終わると「すぐにMを呼んできますね」と行ってMくんを呼んでくれて出口まで一緒に帰れます。多分ほんとは鞄とか持ってくれるし、人によっては手とか繋いでくれちゃいそうな雰囲気あったけどMくんは特にそれをしないし、エレベーターの中でも全然近づいてはきません(笑)まぁ初回の客だしね。でも私はそーゆーとこも推せると思いました。あまり色恋接客は好まない。ちなみにMくんは入店して2か月ぐらい?初めての送り指名が私だったようです。ごめんねこんな奴で(笑)でもなんだかちょっと嬉しかったです。あれれ?これは沼の予感??

かなり長くなったので二つに分けます。次のは二店舗目のことと、後述しますといったことについて。正直二店舗目より一店舗目の方が抜群に楽しかったので二店舗目の話は少ないと思うよ~。