waffle

僕の事一人占めしてほしいよ

減量中

2ヶ月ちょっとで5キロ痩せたよ!!!!!

全くブログ書いてませんでしたが生きてます。太り過ぎの自覚があり、GW辺りからダイエットを始めました。主に食事制限、仕事帰りに30分~1時間歩く(雨の日はやらないし、最近は暑すぎるからやってない)、寝る前に30分程度の軽い筋トレくらいしかしてませんが、思っていたよりも痩せる事ができ、今までどんだけ食ってどんだけ動いてなかったんだ?と恐ろしくもなりました。私的に無理してなくて、思っているよりも目に見えて痩せられてることがモチベになってどんどん進められるって感じ。

痩せたかった理由は、ただただ可愛い服が似合わなくなってきたのが嫌だったから、痩せてる時の知り合いに会いたくないなって気持ちになったから、です。ピタッとした服が好きで、今で言うy2kファッション?が似合う体型になりたかった!少し肉付きのいい子もめちゃ可愛いと思うんだけど、私の好きな服、骨格、顔的に細すぎくらいが似合うと勝手に思っており…。それと、痩せてる時の知り合いなんてほぼ会わないけど、少し前に大学の時の友人から会おうよ!って連絡があり、絶対に太ったって言われるから会いたくねえなって思いまして。まあ結局予定が合わず会わなかったんですけども。しかし、おかげで自己肯定感が上がり、服着るのが楽しいです。あと、努力すればここまで出来るんだなって精神的な自信にもなった。気合い入れれば出来る子!!!!!目標はあと3ヶ月で5キロ痩せて結果10キロ痩せたいです。

そんなことしてるうちに夏の予定も決まりまして、全然当たんねーよ!!!ってキレてたJの現場ですが、4件くらいは予定を立てることが出来て一安心。スタンスが同じ友人がいてマジでありがたい。とりあえず健康に気をつけて、現場以外は人と会わないようにしようかなと…。楽しい夏にしたいです。

春だね。

皆様どうお過ごしですか。私は特に大きな春の予定はなく、今月末に帝劇に行くこととGWは最推しの朗読劇に行くことと、タカノのフルーツ食べ放題を予約しただけです。別に何があったわけじゃないんだけど、思ってること吐き出しとけば気分転換になるかなと思って、ブログを書くことにしました。ご無沙汰しております。

春なので、本当は演舞場に行きたいし、ある程度の金でどうにかなることは分かっているんだが、私の出した金が、どこの馬の骨かわからん女の手元に行くと思うと、どうも癪に障るのです。*1チケットが取れないことは、運がないというよりも、自分の努力が足りないだけとは思ってはいるので、落としどころはあるんですけどね。茶の間できる~楽だ~と思ってジャニヲタに戻ったのに、現場に行きたい欲がどうしても出てきちゃっていけませんね。最近は、舞台俳優ヲタクに戻りたい欲が出てきましたが、運命の子に出会わない限り無理そうなので、難しそう。

現場に行きたいなら、前から推してる子たちの現場に行けばいいのにって思うじゃん?しかし、情熱がなくなってしまっている悲しい事実。嫌いになったわけじゃないのに、現場に行こうとは思わない。今まで好きになった男たちは、少なくとも3年~7年くらいは推してから降りてるので、自分が飽きっぽいとは思ってなかったけど、多分普通に飽きっぽいんだよね。あとは、私が求めているものを常に見せてくれないと飽きに拍車が掛かる。最推しは芝居を観るたびにハードルを越えてきてくれるし、とりあえず宇宙一顔が好きだから今までずっと好きでいるし、干支を一周しているので、ここまで長く見ていると、多少意地の部分もある。他の子はそれがないんだよな。

趣味に関しては、明日死んでも後悔ないように!と思って生きているせいで、本当に我慢ができない性格なんだけど、今、なかなかの金出して一回の舞台を観るよりも、お金貯めて近年中にやりたいことあるし、知らん女の懐に入る金は出しなくないし…と思い止まりながら毎日を過ごしております。地味だなあ。

私の短所でも長所でもある「精神的に幼な過ぎる問題」があって、気持ちや感覚と年齢がついていかないことに、たまに悲しくて泣いちゃうんだけど、もう少し自立できれば多分これって少し解消されて、もっと自信もって生きられるなあと思う今日この頃です。そのためにはまず金が必要なのと、瘦せること。

何言ってるか分からないんですが、自分の思うこと整理するために出したということで。

*1:それが生業のお兄ちゃんの手元に行く方が気持ち的にまだマシ

J31Gate 第21回「数」寄稿しました。

WEB歌集 J31Gate 第21回「数」|WEB歌集『J31Gate』|note

 

今回も参加させていただきました!

 

028 未開の地切り込んで次引き連れて とても頑固な2のような君

119 叶うなら40ゲートの隅っこのひとつの星でもいいからなりたい

 

028 私はめちゃくちゃ文系なので、数学が死ぬほど苦手なのですが、そんな文系の私でも数学に触れることができた本があります。(本当は本を読むのも苦手だけど)

 

博士とわたし(博士の家の家政婦)とわたしの息子(ルート)のお話ですが、この中の一幕に、素数の話が出てきます。1~100までの素数を並べて、その素数の中で「2」だけが偶数であることをルートが見つけるところがあって、そこで、博士の印象的な言葉、

素数の中で偶数は2、一個だけだ。素数番号①の一番打者、リードオフマンは、たった一人で無限にある素数の先頭に立ち、皆を引っ張っているわけだ」

この言葉を聞いて、「2」という数字は阿部くんのようだと思いました。今は「ジャニーズクイズ部」が発足され、クイズ番組にはジャニーズの子たちが毎日のように出ていますが、その流れを作ったのは紛れもなく阿部くんだと思います。理系院卒アイドルとして、未開の地であったクイズ番組や、知識を生かしたお仕事にたった一人で切り込んで、道を作り、今はそんな彼の後に続く子たちが出てきたし、これからも出てくるでしょう。「(阿部くん)たった一人で無限にある素数(後輩たち)の先頭に立ち、皆を引っ張っていっているわけだ」と強く思いました。

また、阿部くんはどこかで「素数が好き」って言ってた気がするので、この印象を入れたのと、素数は「1とその数でしか割り切れない」というところが「他者と交わらない頑固者」って表されたりしていて、阿部くんってあんな穏やかで、イエスマンっぽいのに、自身の口やメンバーから「頑固」って言われてる印象があって、それもめちゃくちゃ「2」っぽいなあと思ったこと、あとは、素数唯一の偶数が「2」なので、私として「沢山のアイドルがいる中でも、阿部くんは唯一無二の存在」という気持ちも込めて、「2のような君」という表現を使いました。

 

119 東京ドームのコンサートを想って詠んだ歌です。やっぱり20番台のゲートがいいし、40ゲートは落ち込まない?前世のジャニヲタの時は「チケットが取れない」なんてことはほとんどなかったし、取れなくても友達や掲示板で探せばちゃんと見つかるくらいの時代を過ごした経験があるので、根本的にチケットが取れなかったり、どうにか拵えても、本人確認があるから面倒な手順を踏まなきゃいけなかったりしている今が正直辛いです。昔は40ゲートに萎えてたけど、今は40ゲートで、お星さまになるだけでも幸せなんだろうなと思う気持ちを詠みました。ちなみに前世のジャニヲタ終末期、東京ドーム公演のチケットはほぼ100%の確率で、40ゲートか42ゲートでした。当時は母と行くことも多く、なんで天井席ばっかり?と考えて出たのは「公式で定められてる年齢超えても親子席(現着席ブロック)でチケット取ってたから罰が当たってるんじゃない?」という結論でした。

 

集めて出していただいている歌は分かりやすい方が絶対に良い…028はただの自慰行為でしかないので、反省しています…。

ひょんなことからコマンダンテにハマった

ついに来たわ、この時が。

ジャニーズ、アニメ、声優、舞台俳優、地方アイドル、YouTuber、今までいろいろなところで推しを作っては飽きを繰り返しています。(続いてる人も数人いるよ!)女性がハマる大手ジャンルはある程度通ってきているのではないかと自負していて、自分的には「V系」「邦ロック」「お笑い芸人」あたりがまだだなと思っていたところでした。

10月の頭にKOCが放送され、友人から「めちゃくちゃ面白いから見てみろ」と言われたのち、パラビで見逃し配信を見て、人生数回目のお笑い熱が多少上がった10月中旬。もともと芸人さんのラジオは好きで数本聞いてるし、最近はかまいたち蛙亭イワクラさんのYouTubeが好きで休みの日は一日中見ているような生活を送っていました。

ある日もぼーっとしながらYouTubeを開いてみるとトップにこの動画が。


www.youtube.com

芸人さんと思われる方がスノを語ってくれているらしい。なんか嬉しい。すぐに見ました。一見、本当に芸人さんなのか?と思うシュッとした雰囲気のお二人がステージ上で仲良さそうに話してる。二人ともベタベタの関西弁の割には穏やかな話し方、上品な佇まい、そしてこのサムネの人、スノのことをめちゃくちゃ気に入ってくれている。なんていい人。なんだかものすごくこのお二人のことが気になって他の動画も見ようと思ったらめちゃくちゃ本数がある。トークライブの切り取りや漫才、YouTubeらしい企画までいろいろある・・・待てよ、コマンダンテ…なんかビビっと来たな…。

私は男にハマるとき、必ず「なんか好きだ!!自分の身体が好きって反応している!推す!!」と直感が働くのですが、久々にその感覚がありました。ほかの動画もいろいろと見ていくと、品があって、穏やかで、お二人が自然にめちゃくちゃ仲良し、トークもネタも捲し立てる感じが無く、比較的声が小さい。お二人ともめちゃくちゃスタイルが良く、ハンサム、そして面白い。待って、見れば見るほど良いんだが???情報社会の今、調べれば色々な情報がすぐに出てきます。すぐにこのコンビがめちゃくちゃ劇場に出ているコンビだと知りました。すぐに観に行けちゃうのでは???すぐに現場を調べてしまう私にとって、よしもとは大手すぎていろいろと整いすぎていて相性◎。いろんなジャンルのヲタクをしてきた身には、すごい容易な調べ学習でした。専用のアプリですぐに公演が調べられるし、チケットが取れる。調べてみると、YouTubeで見たトークライブが10/29の夜にある。その日は弟の結婚式で、仕事は振休。夕方の予定は無し、新宿ルミネの劇場…余裕で行けるわ。まさかの弟の結婚式とトークダンテをはしごしました。この現場のハシゴはなかなかクレイジーであることは分かってますが、我慢できなかった。

ドレスから着替え、無事に新宿に着き、時間に余裕があったので、買い物しようと入ったお店で、髪をセットしたままでちゃんと試着できないのに一目ぼれで帽子を買うという奇行に走り、その後、初めてよしもとの劇場に入りました。一人で来ている方もたくさんいたし、人数も150人くらい、年齢層も幅広く、とっても居心地の良い雰囲気で安心しました。コマンダンテの二人はYouTubeで見たまんま。シュッとしてて穏やかで仲良しで話がめちゃくちゃ面白い。たくさん笑って、最高でした。スノの話もしてくださり、石井さんからふと出た「めめ」呼びに(YouTubeでは苗字+さんorくん付けで呼んでた)あっ、この人そういう意識で見てくれているんだ…とまた嬉しくなりました。

トークの内容にどれぐらい触れていいのかわからないけど、冒険少年に出た瀬下さんとめめこじの話をした、という流れで、瀬下さんはファンのことも褒めてて、それってすごい良くない?って話、ファンからのプレゼントでスノマニを手にしてしまった話などをしてくれました。スノの話をしている動画の再生回数が伸びてしまっていて「俺はSnowManの綱(ヒモより太くなってるから)」っていう話の中で、「彼らを使って再生回数伸ばそうとしてるって見られたりするから、そんな気持ちは全然ないけど、あんま話さん方がいいかな」という内容を仰ってて、私が懸念していたこと、ご本人も思ってたんだなと。またそんなところもめちゃくちゃ好きだな…と思うと同時に、最初、スノファンとして動画を見た私は、石井さんの話に、「スノの話をしたら再生回数伸びる」なんて思っているいやらしさを全然感じなくて、なんて爽やかに楽しそうに話をしてくれる方なんだ…と感激したんだよ~と思う気持ちと、でもいろいろな人がいるから、石井さんが嫌な気持ちになることがあったら悲しいので、YouTubeには上げないで、劇場だけで話す内容にしてくれ…私は行って聞くぜ…という気持ちとが我慢できず、それを勢いのまま、5枚の便せんに認めました…ヲタク、長い手紙書きがち。このご時世なので、劇場でお手紙を預けることができないので、さっそくポスト投函しました。いつお手元に届くのか、読んでもらえるのかわからないけど、こんなおかしな流れでファンになったやつもいるよ~お話も続けてほしいな~という気持ちが伝われば嬉しい。

とまあ、こんな感じで新しいジャンルにハマり、人生がまたひとつ、豊かになってしまいました。来月の劇場のチケット、単独公演のチケットも取ったので、これから沢山楽しもうと思います!!!!嬉しい!!!!

J31Gate 第19回「夏」寄稿しました。

WEB歌集 J31Gate 第19回「夏」|WEB歌集『J31Gate』|note

 

今回も一首寄稿させていただきました!「夏」で詠むの難しかった…。

 

089 青東風を肺に入れて見上げれば雲外蒼天きみを感じる

 

いつもの通り、あべくんの歌です。青東風には「あおごち」と、かなをいれました。全然読めないもんな!!青東風とは、「土用あたり、一点の雲もない青空で東風が吹くこと」

あべくんの歌には気象用語やお天気に関係ある言葉を入れたいなと思っていて、今回は「青東風」を選びました。

ちょっと話はズレるんだけど、最近「サイダーのように言葉が湧き上がる」という映画を観まして。これが音楽×俳句がテーマのとってもさわやかなキュンポイント満載の最高映画でして!!アイドル短歌やってる皆さんにもぜひ観ていただきたい!!さわやかでかわいくてあたたかくてロマンチック!!人生ナンバーワンの映画になっちゃった。主人公が「季寄せ」を持ち歩いてて、作中の俳句には、もちろん夏の季語がたっぷり出てくるわけですよ。それが素敵だなあと影響されてしまって、季語を盛り込んでしまったところはある。(それと「夏」というテーマであべくんを詠うのが難しくて季語に頼った部分もある!)

話はズレましたが、これはあべくんの歌ってよりも、あべくんを想う私の歌ですね。土用あたりに空を見上げると、一点の雲も無い空、夏の風。深呼吸して熱風を肺に入れながら、そんな空を見ていると「雲外蒼天」という四字熟語を思い浮かべ、今日は「蒼天」だなあと思いながら、彼のことを想う。

少し前の雑誌であべくんが「雲外蒼天」という言葉について話していて、私もこの四字熟語が昔から一番好きで、小さな共通点に嬉しくなったこともあり、入れてみました。あべくんは本当にいろんなことを経験して、つらくて苦しくて先が見えないこともあっただろうけど、そんな「雲」が少しづつ薄くなって、今は「蒼天」が見えていればいいなと思いながら詠みました。

次回は「色」そして「アイドル名伏せ」ということで…!!わくわく!!!!最低でも一首は生み出したいです。

J31Gate 第18回「音」寄稿しました。

WEB歌集 J31Gate 第18回「音」|WEB歌集『J31Gate』|note

 

今回も一首参加させていただきました。

あべくんで詠む「音」が難しくって全然納得のいくものにならなかった!!!!という言い訳!!!

 

022 君の声放つ音波は心地よくどんな音とも馴染む定位置

 

一見あべくんの歌だって全然わかんないよね…。あべくんの特徴を何も捉えられないことめちゃくちゃ反省してます…。

あべくんの声は柔らかくて、何話しても優しくて穏やかで心地よくて大好きなんですよね~。それは歌っても同様なんですが、正直その声をはっきり聞くことは少なく、「下ハモ」と呼ばれるパートが多い。ヲタクの中で歌割すったもんだがあることも耳にするし、私自身も「バチバチのソロパート聴きたい!」と思うこともありますが、下ハモでもわかる素敵な声と、誰と合わせても馴染む「下ハモ」は、あべくんの定位置だよな~と思う気持ちを歌にしました。「音波」という言葉にに少々の理系要素を入れてみたのですが、全然効いてない…。

 

発刊された後に、三ツ矢サイダーを開ける「音」で詠めば良かったなと気づいた…。

染、色 6/2ソワレ 観劇しました

染、色観てきました。

レポなんてもんじゃないけど、ネタバレしてると思うので注意。

初正門くんでしたが、きゃー!正門くんかっこいい!って感情は出てこず、終始落ち着いて、一つの舞台としてしっかり観られました。初正門くんはお顔が小さくてさすがジャニーズだあ!って感じ。痩せてる期間だからか思ったよりちっちゃくて華奢だなという印象でした。私はムチムチの子が好きなので、舞台終わったらもう少し太ってほしい。衣装は何着かありましたが、サラッとしたリネンの衣装や白Tなので、こーゆー大学生いるだろうなって感じ。

内容は原作にある、壁にぶつかる美大生(深馬)と才能あふれる謎の女が出会う、って基礎はありつつ、結構変わってました。正門くんの役名は深馬(みうま)、きっと苗字だろうな。美優は真未(まみ)になってた。あとは深馬のゼミの先生(滝川)と仲良しの同級生二人(北見と原田)、深馬の彼女である杏奈が出てくる。真未は深馬たちと学校が同じって設定じゃないんだけど、この設定が最後のオチに効いてくる。

大学の同級生とゼミ室(先生のアトリエ)できゃっきゃと楽しそうな雰囲気から始まる。先生もとても穏やかで癖がない。だからこそ私的にここで「なんでこんな誰でも良さそうな先生役に岡田義徳さんをキャスティングしたんだ?」って疑問だったけど、最後の方でなるほどのキャスティングと思わされました。深馬の彼女の杏奈は、可愛いけど無個性で「美大に通う男がこんなタイプの女好きになるのか?」ってところが胆ですね。杏奈が面接受けてるシーンがたまに出てくるんだけど、質問への回答もベタで、イラっとさせてくれる。この無個性さが真未の魅力と対照的ですごくいいと思いました。

真未と深馬が出会うのは原作同様に夜の高架下(だと思う)深馬がスプレーで線や円を描いて、酔いつぶれて寝て起きると、その絵に書き足されていて素敵なスプレーアートが仕上がっている。スプレーアートの表現が映像で出てくるんだけど、これがとっても素敵でした。原作読んでる人間としてすごく感動した表現だった~。いつも寝てしまっている深馬は、自分の絵に誰かが書き足す瞬間に出会って、逃げる相手を引き留める。そこで真未と出会うわけです。二人は一瞬で惹かれった様子なんだけど、どうしてこんなすぐに打ち解けるの?って思ったら負け。私は常日頃から「共通言語」*1のある男女は惹かれ合いやすいんでしょうねということを思っているので、そういうことにしています。

自由奔放で細かいことは気にしない才能溢れる真未に、きっとすぐに惹かれた深馬。すーぐに真未の家に着いていっちゃう。部屋の中で肩車して!っていう真未を肩車して部屋の壁の上部にシュッとスプレーで色を付ける。「ここにシミがあって、自分じゃ届かなかったから!」このシミも後から効いてくる。あとどこかのシーンで真未が深馬の首にピンク色?のスプレーをシュッってするの。それを杏奈が「深馬くん、汚れてるよ?」って言って「ああ、作品作ってるときについたのかも」って言い訳するんだけど、私が思うにこれはキスマークの表現なんじゃないかなと。全体を通して深馬が真未に依存してる感すごかったけど、きっと真未もそれなりの独占欲というか、依存があるんじゃないかなと思わせてくれたシーンでした。

深馬と真未が致してるときに、背後に杏奈の面接のシーンが出てくるところもエグさがあってよかった。一回目の面接のシーンでズタボロだった杏奈が「尊敬する人は誰ですか?」って質問に「たくさんいますが、母です」「たくさん居るって仰ったけど、ほかには?」って聞かれて深馬のことを話すんだけど、すごく雄弁でハキハキ喋るの。この後のシーンでその会社に受かったらしい杏奈が「深馬くんのこと話したら受かったの!」って嬉しそうに話すんだけど、杏奈は自分の力じゃ何もできない、ここでも深馬に縋ってるんだってことを強調するシーンになってる気がした。杏奈のことをどうしても好きになれない私はここでもざまあ!って感じでした…私性格曲がってるのよ…。

深馬の作品を見た有名アーティストから、自分の作品展に深馬の作品を出したいというオファーがあり、深馬はそのための作品を仕上げていくんだけど、真未と出会って様子がどんどん変わっていき、杏奈に対して冷たくなる深馬に北見が声を上げ、仲が良かった二人の関係がぎくしゃくしてる中、深馬の作品がズタズタにされる事件が。犯人は北見だという深馬と否定する北見は取っ組み合いになって関係も悪化する。またこの事件も後からすごく大切なシーンになります。

深馬と真未が夜な夜な街に出てスプレーアートを仕上げていく様がコンテンポラリーダンス?のような感じでかっこよかったです。正門くんの身軽な身のこなしに「あ、そうだこの人ジャニーズだわ」って気づかされる瞬間でした。そんな二人は正体不明のアーティストとして世の中で話題に。もちろん美大の中でも有名で、あれを描いているのは誰なのかという話で持ちきり。そんな中に一本の動画が世の中に広まる。それは正体不明のアーティストが絵を描く瞬間を捉えた映像で、深馬はドキッとしながら映像を見ると、そこには自分たちでではない誰かが映っていました。

深馬と真未は自分たちになりすました犯人捜しを始めます。やっと犯人を突き止めた深馬、その犯人、実は滝川先生であった。ここで滝川先生が、深馬に嫉妬していたこと、深馬たちの作品を自分の作品だということで、それでも有名になりたかったことなどを語っていくんだけど、ここで岡田さんの芝居が活きました。このシーンのためのキャスティングかと納得。ちなみに滝川先生は原田に頼んで映像を撮ってもらい拡散したと。原田は大学に入学して友達が出来なかった自分に、初めて声をかけてくれた先生に恩返しがしたくて共犯者になったと。深馬と北見と仲良くなれと働きかけたもの滝川先生で、滝川先生は初めから深馬を使ってやろうと目論んでいたとのこと。でも、原田は癖もないし、いい奴過ぎて、大学入学して友達が出来ないということに説得力が一ミリもない。まあ、あんま気にしちゃだめよね。(数回目) 深馬は信頼していた人たちに裏切られまくるわけです。そして多分このタイミングで深馬はぶっ倒れ、気づいたら病院のベッドの上。甲斐甲斐しい杏奈、お見舞いに来る北見と原田。そして多分数か月後、居酒屋で乾杯するスーツの北見と原田と私服の深馬。二人はこれから就職して、深馬は留年が決定したらしい。そんな三人の会話のなかで、謎のアーティストの話題を振る深馬、その話に???な二人。「深馬、〇〇さん*2お願いされて、夏はスプレーアート書いてたじゃん」「あの映像見るの…?(自分の作品をズタズタにする深馬の映像)」「北見先生は留学した」ここで深馬は、ハッとして、どこかに向かって走る。着いたのは真未の部屋。なぜここが真未の部屋だってわかるかというと、真未を肩車してつけた壁のスプレーが残ってたから。でもこの部屋に真未はいない。泣き崩れる深馬。原作だとここで自慰行為に及ぶので、多分あの表現もそれなんだろうけど、とってもライトな感じであった。でも表情や声は全くライトなんて言えない、非常に苦しくて悲しい様子、ここ好きだなあ…役者正門良規の全身全霊の表現、素敵でした。多くは名言されないけど、真未は深馬が作り出した虚像でこの世にはいない人物。今までの話はほとんどが深馬の中だけの話で、端的に表現すると夢オチでした。まさかの展開。携帯を手にした深馬は「今から会えないかな」と杏奈に電話する。わ~~~あのつまんない女のもとに戻るの!?!?最悪!!!!って思って完。

感想書くのむっず!!適当に書きなぐったので読んでいただくような内容じゃなくなった。自分用の備忘録。語りたい部分の多すぎるけど、自分の周りで観られる人がいないのが惜しい…。語りたい欲が出てしまう内容でした。始まった瞬間から正門くんを感じることが少なくて、私もしかして正門くんにそんなに興味ない…?と思ってたんだけど、三回目のカテコでスタオべの客席を見てにこーっとした正門くんがかわいくて、やっとキュンときました…!深馬に興味ないだけだったみたい、安心。濡れ場が話題になりがち?だけど、そこは全くもってライトでした。ちょっと期待して観に行ったけど、そんな部分どうでもよくなったわ…。語りたいし、語る人の話を聞きたくなるような作品だったので、シゲアキ先生はロフトプラスワンとかで解説イベントしてください…。

*1:共通の趣味などの知識など

*2:深馬の作品を気に入って自分の個展に出したいと話をしてくれていた有名アーティスト