waffle

僕の事一人占めしてほしいよ

J31Gate 第19回「夏」寄稿しました。

WEB歌集 J31Gate 第19回「夏」|WEB歌集『J31Gate』|note

 

今回も一首寄稿させていただきました!「夏」で詠むの難しかった…。

 

089 青東風を肺に入れて見上げれば雲外蒼天きみを感じる

 

いつもの通り、あべくんの歌です。青東風には「あおごち」と、かなをいれました。全然読めないもんな!!青東風とは、「土用あたり、一点の雲もない青空で東風が吹くこと」

あべくんの歌には気象用語やお天気に関係ある言葉を入れたいなと思っていて、今回は「青東風」を選びました。

ちょっと話はズレるんだけど、最近「サイダーのように言葉が湧き上がる」という映画を観まして。これが音楽×俳句がテーマのとってもさわやかなキュンポイント満載の最高映画でして!!アイドル短歌やってる皆さんにもぜひ観ていただきたい!!さわやかでかわいくてあたたかくてロマンチック!!人生ナンバーワンの映画になっちゃった。主人公が「季寄せ」を持ち歩いてて、作中の俳句には、もちろん夏の季語がたっぷり出てくるわけですよ。それが素敵だなあと影響されてしまって、季語を盛り込んでしまったところはある。(それと「夏」というテーマであべくんを詠うのが難しくて季語に頼った部分もある!)

話はズレましたが、これはあべくんの歌ってよりも、あべくんを想う私の歌ですね。土用あたりに空を見上げると、一点の雲も無い空、夏の風。深呼吸して熱風を肺に入れながら、そんな空を見ていると「雲外蒼天」という四字熟語を思い浮かべ、今日は「蒼天」だなあと思いながら、彼のことを想う。

少し前の雑誌であべくんが「雲外蒼天」という言葉について話していて、私もこの四字熟語が昔から一番好きで、小さな共通点に嬉しくなったこともあり、入れてみました。あべくんは本当にいろんなことを経験して、つらくて苦しくて先が見えないこともあっただろうけど、そんな「雲」が少しづつ薄くなって、今は「蒼天」が見えていればいいなと思いながら詠みました。

次回は「色」そして「アイドル名伏せ」ということで…!!わくわく!!!!最低でも一首は生み出したいです。